“旅するように暮らす” をもっと身近に、もっと当たり前に。好きな場所で、好きなときに、好きな人とともに毎日がホリデーのような生活を__。誰もが憧れる、ドリーミーでユニークでフリーダムなコンセプトを掲げて邁進するライフスタイル・ブランド『The Holiday』。カフェ、ビーチクラブハウス、ウェア&プロダクツ、そして家、街づくりまでを手がける『The Holiday 』って一体どんなブランド? このブランドに込められた想い、届けたいもの、叶えたい未来とは? ブランドプロデューサー・下山謙氏(株式会社バンブック・代表取締役)にお話を伺った『The Holiday 』が描く夢と未来のドリームマップ、インタビュー後編です。

〜Make All Your Life a Holiday〜 The Holidayが描くドリームマップ「旅するように暮らす」未来とは【前編】
withコロナの時代を迎え、移住や二拠点生活が可能になった人々からのニーズが急増しているセカンドハウス特化型の家『Holiday(LIVIN’)』。将来的には、Holiday(LIVIN’)のオーナーたちに、家をヴァケーションレンタルとしてシェアするためのサービスも開始される予定です。

「日本にあるセカンドハウスの平均利用率って年間20日程度なんだそうです。その使われていない345日を貸し出して運用しようという発想は昔からあるのですが、オーナー自らが集客をして、予約管理やお客様の対応をして、宿泊前後のクリーンナップとアフターフォローまでをするとなると実際はすごくハードルが高い。一方、Holiday(LIVIN’)の連携サービスではそれらすべてをThe Holidayが担うので、オーナーたちには負荷が全くかかりません。好きなときに簡単に家を託してシェアして旅立つことができ、シェアすることで収益化もできる。またこうしたヴァケーションレンタルが増えることによって、旅人(ゲスト)たちのステイ&トリップの選択肢も広がると考えています」
なるほど、「旅するように暮らす」が誰もにとって身近になる仕掛けがだんだん見えてきたような気がします。さらには家単体だけでなく、Holiday(LIVIN’)が集合するヴィレッジ・『The Holiday Village(仮称)』の事業構想も進んでいるそう。

「旅するように暮らすためのセカンドハウス・シェアサービスをよりスムーズに、より広く展開していくために行き着いたのがヴィレッジスタイルでした。このヴィレッジの中心には居住者にもビジターにも地域にも寄り添う”クラブハウス”があって、居住者向けにはここが家をシェアするための全てのサービスを担うほか、荷物の預かりや食事を部屋まで運んでくれるといったホテルライクな暮らしを実現するコンシェルジュ機能も持っています。ビジター向けにはコワーキングスペースやサーフボードラックなど手ぶらで何度もその場所に通えるためのサービスがあり、クラブハウス内のカフェやイベントスペースは訪れるすべての人に開放して旅人からローカルまでに愛されるような場所作りを目指します。The Holiday Villageが全国展開したときには、各地の『The Holiday Village(仮称)』がHoliday(LIVIN’)のオーナーをはじめとする全国を旅するように暮らす人々のHUB(拠点)となり、オアシスとなり、地域の魅力やカルチャーの発信地のような場所になることを目指したいと思っています」
Parasol - The Surfside Village ICHINOMIYA
The Holiday Miyazaki
「実際に、バンブックでは2021年に千葉・一宮にオープンしたレジデンスとアパートメント、クラブハウスからなる『Parasol - The Surfside Village ICHINOMIYA』の事業企画・プロデュースを手掛け、そこのカフェ&クラブハウスも経営・運営しているのですが、居住者、移住者、ビジター、ローカルがナチュラルに集い、入り混じり、波や旅の話が飛び交う空間になっていてすごく良い感じなんです。The Holiday MIYAZAKIもそう。どちらも土地柄、趣味のサーフィンが高じて移住した人、東京と千葉/宮崎のデュアルライフを送る人、週末や休暇に波を求めて訪れるビジターサーファーが多いのですが、クラブハウスがまさにこうした旅するように暮らす人々が行き交う拠点になっていると感じます」
Holiday(LIVIN’)
Holiday(LIVIN’)のオーナーとヴァケーションレンタルを宿泊利用するユーザー。この「旅するように暮らす」という共通の価値観でつながる両者をリアルにつなぐクラブハウスを充実させる一方、オンラインでマッチングするDX化にも取り組んでいます。

「たとえば”明日から宮崎に行きたいなぁ”と思ったユーザーは、携帯から宮崎の空いているHoliday(LIVIN’)を探してブッキングできる。オーナーからすると、自分の家がいつ使われていて、年間どれくらいの利用率があり、収益としてどのくらい還元されているのかが携帯を見れば一目でわかり、管理ができるようなアプリの開発も今後、進めていきます。セカンドハウスを買って、The Holidayというブランドが、集客・管理・運営して、旅するように暮らすことの共感者(ユーザー)に利用してもらうことをともにやっていくことで収益が得られる。つまりThe Holidayが提供する拠点は、自ら使うこともできるし、ユーザーにシェアすれば自分が旅をしている間に収益化もでき、他のオーナーと家を交換すれば色々な土地に住むこともできます。広くはThe Hoilidayの全国にある拠点すべてが我が家になる、そんなイメージです。それってただ家を買うだけよりもワクワクしませんか? また、今後は海際(シーサイド)だけでなく、山際(マウンテンサイド)にもThe Holidayの拠点作りを進めていきたいと考えています。必ずしもサーフィンやキャンプをする人たちということではなく、全ての海を愛する人たちをSURFER、全ての山を愛する人をCAMPERと定義し、世界中のSURFER、CAMPERに愛される場所作り、そして日本が誇る自然資源を活かした地域の産業活性事業につなげていきたいと思っています」
東京、千葉、宮崎と現在までに3つの拠点を持つThe Holiday。「2025年までには国内拠点を10にしたい」と下山さんは考えています。そんなThe Holidayのドリームマップ、広がる夢の行き着く先は?

「日本国内にある程度、拠点ができたら海外にも拠点を作りたいです。僕、昔、バックパッカーだってっていう話をしたじゃないですか(※インタビュー前編を参照)。そこがやっぱり自分の原点にあって、世界中を旅しながら生きていきたいんです。この人生の中でいろんな国に行きたい。旅をし続ける人生を送りたい。すごく個人的な目線でもありますけど、これから日本中、世界中に僕らの拠点があったら、僕はそこを回っていくことが仕事になる(笑)。仕事が旅することに変わるんですよね。お金を貯めて旅をしていくのか、旅をしながらそこで生活を安定させる仕事を作るのか、もしくは旅すること自体が仕事になれば自分の望む人生が歩めるのではと考えています。。『The Holiday』という形でアウトプットが生まれそうな今、僕自身の夢を叶えていくことで、旅するように暮らしたいと願う誰かの夢も叶えられ、その輪が広がっていったらたら良いなと思っています」 「僕、世界がコロナ禍になる前は、年に2回は必ず海外に旅行に行くことを何年も続けていたんですよ。その休暇とかリフレッシュが、僕にとってはすごく大切な解放とインプットの時間で。場所ごとに違う時間の流れに身をゆだねることで、自然に必然に新しい景色や自分に出会えたり、刺激もあるし、そこでインプットしたものを仕事や人生にアウトプットもできる。旅って、本当にいいよなぁって。「旅するように暮らす」を提唱するブランドだからこそ、そういったライフスタイルの体現者の1人として夢を追いかけたいと思います」
『The Holiday』というブランド、そして「旅するように暮らす」というコンセプトは、やはり旅を愛する人から生まれていました。それを知ってから改めて、The Holidayのブランドコンセプトを読むと、そこに描かれた情景はいっそう鮮明なイメージを持って浮かび上がり、ワクワクすると同時に、自分にとって大切なものを愛し、一度きりの人生を愉しく生きることの大切さもストンと胸に落ちてきます。とても素敵な文章なのでここにもご紹介。そしてぜひ、The Holidayとともに、旅するように暮らす、自由で豊かな人生を。
とある国の、とある場所にたたずむ、 “The Holiday”という名のホテル。 このホテルには、平日と休日、ワークとライフ、 普通と特別、その境界がない。 豊かな遊びの時間が、価値や仕事につながっていて、リゾートのような時間が、日々の生活になっている。 好きな場所で、好きなときに、好きな人と。 オンとオフを上手にスイッチしながら、 公私は楽しく混同されている。 大切なのは、毎日をワクワクさせること。 自分の時間や大切な人との時間を、人生の中心に置くこと。 地域や地球と、フレンドリーな関係を築くこと。 “The Holiday”は架空のホテルをコンセプトに、 これからの時代にとって本当の豊かさを様々なフィールドでデザインするライフスタイルブランドです。

すべてのLifeを、Holidayに。



下山謙
株式会社バンブック・代表取締役
The Holidayビジネスプロデューサー

1981年生まれ。大学生のときにバックパッカーとなり、2年間、世界を旅する。内装インテリア会社、コンサルティング業、独立起業を経て、2011年より株式会社バンブックに参画。2021年7月にライフスタイルブランド『The Holiday』をローンチ、総合プロデューサーとして「旅するように暮らす」ライフスタイルを場所、物、家などあらゆるアプローチで提案している。コロナが世界的な流行になる前までは年に2回は必ず海外旅行に行くことを続ける旅人でもある。